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読書日記(39)「マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男」マイケル・ルイス〜社会人2年目に是非読んでおきたい本かも!

      2015/01/26

 

おはようございます。日曜日ですが、頑張って早起きしたケンタ(@kentasakako)です。

さて、少し前の話ですが、「マネーボール」という本が映画化されたのをご存知でしょうか?

これは、その名の通り、「野球」についてのストーリーなのですが、社会人として学習すべきところが盛りだくさんなのです。

 

 

ここで問題です!でもこれは「経営学」の問題でありません。

 

いや、ちょっと言い換えると「野球」というジャンルを使って「ある数学」の問題を解決してみよう、という書物なのです。たとえば……

 

「あなたは4000万ドル持っていて、プロ選手を25人雇おうとしています。

一方、あなたの敵は、すでに1億2600万ドル投資して25人の選手を雇っており、あとさらに1億ドルのゆとりを残しています。


さて、あなたがこの敵と戦って、みっともない負け方をせずに済ますためには、手元の4000万ドルをどのように使えばいいですか?」

 

いかがでしょうか?

これ、MBAのファイナンスで出題されそうな問題ですよね。

そして、この問題解決を試みた人間こそが、弱小貧乏球団(オークランドアスレチックス)を救うことになる、ビリー・ビーンなのです。

このストーリーの概要はネットでもご覧になれますので割愛しますが、僕が本当にすごいと思ったのは、従来の野球の評価方法を見事に覆した点こそにあるのです。

 

四球が多い選手こそが素晴らしいバッターである。

 

たとえば、四球。

四球について、本書ではこう描かれています。

 

足の速さ、守備のうまさ、身体能力の高さは、とかく過大評価されがちだ。しかし、野球選手として、大事な要素の中には、非常に注目すべきものとそうでないものがある。ストライクゾーンをコントロールできる能力こそが、実は、将来成功する可能性と最もつながりが深い。そして、ストライクゾーンをあやつる術を身につけているかどうか、一番分かりやすい指標が四球の数なのだ。

 

野球のルールでは、四球は打数に含まれないので打率には直結しません。言い換えると「バッターボックスにすら入っていない」状態と同じなのです。そう考えると、バッターボックスに入り損と思われます。しかし、実は四球の本当にすごいところは、「ストライクゾーンをコントロールできる能力」にこそにあると言うのです。

でも、実際には「四球の数」はないがしろにされがちなのです。

 

このマインドは野球だけに必要なものではない。僕たちにも必要。

 

さらに、ビリーは野球選手としてなかなか定量的に評価できないところも考慮しています。

 

ビリーの目からみて、レニー(打者)の長所は明らかだった。

どんな場面になっても動じないことだ。プロ選手としてやっていく上では、ある意味、肉体面より精神面がものをいう。

頭部からそう遠くない位置へ160kmの速球を投げ込まれて、それを自信満々で打ち返すためには、よほど神経が図太くなくてはならない。

「精神面でいうと、レニーは野球にうってつけだった」とビリーは話す。

「あらゆる失敗を即座に忘れることができ、あらゆる成功を糧にすることができた。失敗という概念を持っていないんだ。」

 

ここの「失敗を即座に忘れて、成功を糧にする」マインドの持ち方は、野球選手だけでなくビジネスパーソンとして必須だと思います。

「即座に」ですよ。失敗を「即座に」忘れることはなかなか難しいものです。しかし、僕もいろんな人生経験を経て、「あー、失敗したわ。さ、次いこ」と思えるようになるのは大事だと実感しています。

そういう意味で、この本は「サラリーマン2年目の教科書」として是非読んで欲しいです。

 

なぜみんなは君を評価してくれないのか?それはひょっとして……

 

さて、もう一つ、これを「サラリーマン2年目の教科書」と見なしたい理由を挙げましょう。

社会人になると、基本的に誰もほめてくれません。たとえば、会社であれば上司に褒められる機会はめったにありません。僕もそうでした。かつて底辺サラリーマンだった(今もそうですけど)僕は、会社の「評価基準」の上では、最低ランクを維持してきたのです。

なぜでしょうか?

ひょっとしたら、こういうことかもしれません。

 

ここで大きな疑問が生じる。チャドのようにうまくゴロを打たせる投手がなぜメジャーに昇格しないのか?答えはいたって簡単だった。チャド・ブラッドフォードのようなタイプの投手は前例がないからである。

ゴロを打たせる投手と一口に言っても、オーバースローの投手であれば、シンカーを決め球にする投手であることが多く、たいていコントロールに不安がある上、三振をあまりたくさんとれない。

ブラッドフォードは、人間的にもデータ的にも、普通とは違うのだ。

 

会社の評価というのは、「いかによい会社員であったか」だけが基準となります。そこに、前例がないようなモノをぶっこんだところで何も評価されないのです。というのも、上司自身が「評価できない」から。

そろそろ日本企業も新しい評価軸を作り上げるべきだと思います。

そういう意味で、この本を社会人1年目ではなく、1年間社会人を経験した「社会人2年生」におすすめしたいと思います。今後、評価される者と評価する者を経験することになるでしょうから。

 

とか言っている僕は、この本を社会人12年目に読んだんですけどね……。

しかも、まだ「人」を評価したことすらないんですけどね……。

 

 

DVDはこちらです!

 

 

(54min) 8:13〜9:07

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 - 読書日記

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