ケンタの日本全国スタバ旅 (Starbucks trip)

日本のコンセプトストアを制覇した「スタバ旅行家」がいろいろなことに挑戦していく!

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「PT(パーマネントトラベラー)」ってなに?そんな人は是非この小説を!〜「永遠の旅行者」(橘玲)

      2016/10/10

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●ひょっとして「Permanent Traveller」を知らないのはぼくだけ?

数年前に東南アジアを旅行したとき、友人と食事をしました。

そのときにふとこう聞かれました。

「ところでPTって知ってる?」

ぼくは「ひょっとしてPermanent Travellerのことですか?」と答えました。

すると、友人は「ああ、やっぱり知っていたか」と微笑みました。

ぼくは5年前に橘玲さんの「永遠の旅行者」という小説を読んでいたので、たまたまこの単語を知っていたのですが、どうやら外国で働いている日本人にとってこの「PT」という概念は普及しているようです。

皆さんはご存知でした?

 

永遠の旅行者(上)

 

●そもそも「PT」って何?

まずは、PTとは一体なんでしょうか?
「海外投資を楽しむ会」というサイトから引用してみましょう。

 

参考)AIC:海外投資を楽しむ会:Our Opinions:人生設計:PTという人生

日本でただ一人の「PT研究家」でファイナンシャルプランナーの木村昭二氏は、『税金を払わない終身旅行者—究極のPT節税法』(総合法令)でPTを次のように簡潔に定義しています。

ある国の居住者になれば当然にその居住国で納税の義務が発生するので、合法的に納税義務が発生しないように6カ月や1年毎に居住を変えて税務上、どこの国の『居住者』にも属さない『終身旅行者』になるということ」

要するに、カナダ、オーストラリア、ヨーロッパなどに複数の住居を持ち、ときどき日本に里帰りしながら、「滞在日が税務上、その国の『居住者』になり高額な納税義務が生じそうになったならば、合法的に別の国に移り住み、またそこで滞在日数がその国の税務上『居住者』になりそうになったら、またまた合法的に別の国に引越しをする」ライフ・スタイルを言います。

「PT」を簡単に一言で説明すると、「税金を払わないようにするために、住む場所を転々とする」ことです。

例えば、日本ではざっくり言うと、日本の「居住者」として認定されると、所得税などの税金を納税する義務が発生します。そこで、1年間は外国に住んだりして日本の「居住者」を回避しようとするのです。

そして、その居住している外国で納税義務が発生する前にまた別の国に引っ越します。

すると、合法的に「永遠に」税金を払わなくていいというスキームが完成するのです。

 

●日本の相続税にはすさまじい矛盾が存在する!

さて、ここでいう「税金」とは所得税だけではありません。
その他の税金として「相続税」が挙げられますが、この相続税というのはかなり大きな矛盾が存在するのです。「永遠の旅行者」から抜粋してみましょう。

 

すべての税金を支払ったあと、10億円の財産を持っている男がいるとする。この金をどのように使おうが、彼の自由だ。
この男が酒池肉林の生活を続け、10億円を散財してしまえば、税金(相続税)はかからない。それに対し、自分の子どもに財産を残そうとすると最大で50%の相続税を課せられる。
国家は国民に放蕩を勧め、家族を愛することを罰しているのである。

お金は墓場まで持っていけないとよく言われます。
これは税金面で考えても全くその通りです。
もし死後にお金が残っていたら日本という国家に「相続税」というカタチで支払わなければなりません。

一方、自分の財産を死ぬまでに使い切れば、相続税はゼロになります。
橘さんの言葉を借りると、「国家は国民に放蕩を勧め、家族を愛することを罰している」のです。

 

参考)読書日記(66)「貸し込み」黒木亮 〜お金は墓場まで持っていけません

●PTになろうと思う人は5つの国を探す旅をしましょう。

さて、「永遠の旅行者」では具体的に「PT」の候補地を挙げています。

もし日本で資産が十分にある人は次の部分を読んで、5つの候補地を探してみましょう。

30代後半の桜木(弁護士)の夢は、45才までに3億円の資産をつくってアーリー・リタイヤメントを実現し、PTの個人投資家となることだった。

PTの概念を世に広めたW・G・ヒル博士は「5つのフラッグ理論」を唱えた。それによればPTは(1)国籍を持つ国(2)ビジネスを営む国(3)居宅を持つ国(4)資産運用を行う国(5)余暇を過ごす国の5つの異なる国に自らのフラッグを立てるべきだとされる。

桜木は暇さえあれば海外に出かけていき、フラッグを立てる場所を探していた。桜木の最新の調査では、国籍は日本、ビジネスは香港か上海、居宅はオーストラリア、資産運用はスイス、余暇は世界中を旅行すること、というのが理想らしい。

3億円も資産があれば、やはり「いかに国から税金をとられないか」がテーマになってくるでしょう。そのため、PTという生き方が合理性を増すわけです。

それにしても、生きているととにかく税金がかかりますよね。

仕事で稼ぐと「所得税」、株で稼いでも「所得税」、配当をもらっても「所得税」何かを買うと「消費税」、住んでいると「住民税」、銀行預金で金を預けても「所得税」、法人化すると「法人税」、金を使い切れず死んだら「相続税」。

日本では息をするだけで税金がとられるのです。
そりゃ、PTにも憧れるというものですよね。

 

最後に、本書から強烈な一言。

 

国家はただの道具だ。利用できる人間が利用すればいい。

 

グローバル化がすすむ現在では、国家が税金を搾り取るのは無理があるのでは?と思う今日この頃です。

PTという概念を確立すると、日本という国家に税金を払うのではなく、居住地を転々としてどこの国にも税金を払わなくてすみます。

税金を徴収するのであれば、もはや「国家」ではなく「世界的に」課税する必要があるのです。

そうしないと、金持ちはどんどん海外へと……。

 

(橘玲の関連記事)
・サラリーマンはもはやハイリスクローリターン?〜読書日記(14)「貧乏はお金持ち」 橘玲 

投資術だけではない!橘玲の「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」はサラリーマン必読です。

会社員だけが仕事ではない。いらない物はどんどん捨てよう!〜「(日本人)」橘玲



★ケンタのプロフィール★

日本全国のスタバをめぐる「スタバ旅行家」です。
スタバ旅のほか、電子書籍を書いたり、簿記1級を勉強したりいろいろなことに挑戦中!
「スタバ旅」に関しては、2015年12月時点でコンセプトストアを制覇し、現在までに36都道府県のスタバを訪れました。素敵なスタバを探し求めておりますので、素晴らしいスタバがあったら教えてくださいね。ぼくのおすすめのスタバ10選はこちら
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