ケンタの日本全国スタバ旅 (Starbucks trip)

日本のコンセプトストアを制覇した「スタバ旅行家」のケンタが47都道府県のスタバを巡りまくる!

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読書日記(13)「紙の月」 角田光代

      2016/10/09

昨日(11月15日)から上映している宮沢りえ主演の映画、「紙の月」

なにげなくその予告編を見ていたら、「人間がいかに小さなきっかけで転落していくか」が凝縮されている感じですね。

予告編はこちら

 

さて、なるべくネタバレしないように概要をかいつまむと、銀行員の女性がお金を横領し、ついにはタイにまで逃亡するストーリーです。(なんとなく「身の上話」(佐藤正午著)のストーリーと似ています。)

しかし、この本の秀逸なところは、主人公の逃避の経緯よりも、主人公がどんどん金銭感覚を失っていく様やその「外堀り」を埋める手法がうまく描かれているからです。

「え?外堀りって何だ??」

その答えは、原作で分かるかもしれません。

さて、原作を読んでみるとちょっとしたところで啓蒙される箇所があります。

例えば、このシーン。

主人公の妻の散在がひどくて、離婚を考えていた夫(和貴)が妻に言った一言です。

 

「きみの言う不自由とか豊かっていうのは、どうしたってお金でしかはかれないもんなのか?

これがあるからこの子たちは幸せだって言えるものを、お金じゃなくて、品物じゃなくて、おれたちが与えることは無理なのか?」

291ページ)

 

僕たちは資本主義の中での欲望を「お金」でしか叶えられないのでしょうか?

そんなことは決してない、と思うのです。

逆に「お金」ではない幸福を僕が証明してみたい、と。

 

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