ケンタの日本全国スタバ旅 (Starbucks trip)

日本のコンセプトストアを制覇した「スタバ旅行家」のケンタが47都道府県のスタバを巡りまくる!

*

宝田明さんの終戦記録がすさまじくて1分くらい茫然としてしまった。

      2016/10/10

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今日はゆっくり新聞を読もうとしたところ、壮絶な記事を見つけました。

読売新聞では「戦後70年あの夏」というコラムを連載しています。そして、今日の語り手は宝田明さん。

そのストーリーが酷すぎて朝からヘビーな気持ちになりました。
戦争の怖さたるや……。

 

●ソ連兵に銃口を突きつけられるという恐怖。

宝田さんは朝鮮で生まれ、2歳のときに満州(ハルビン)に移ります。
そして、12歳で満州から引き揚げるのですが、終戦からのヒストリーが度肝を抜きました。

 

(終戦後)日本の軍隊は武装解除し、無政府状態の街にソ連軍が侵攻してきたのです。悪夢の始まりでした。

(読売新聞:2015年8月12日朝刊より)

 

ソ連兵はやりたい放題でした。略奪、暴行、陵辱の限りを尽くし、日本兵は子ヤギのように怯えていました。家に押し入られ、こめかみに冷たい銃口を突きつけられるなんて、想像つきますか?私は恐怖で歯ががたがた震え、かみ合わすことができませんでした。

ちょっと想像するだけで怖すぎます。
「こめかみに冷たい銃口を突きつけられる」恐怖を考えれば、今の日本がいかに平和かを思い知りますね。

ただ、もっと度肝を抜いたシーンがあるのです。

 

●麻酔もなく腹をハサミで開口する「痛さ」を想像できない。

次のシーンは兄を探すためにハルビン駅のホームを歩き回っていた場面です。

ダダダダ。見回りのソ連兵に撃たれたのです。転げるようにして家に戻りました。右腹が熱くて仕方がありません。血だらけでした。1日我慢したら、はれて悪化するばかり。元軍医という人に来てもらい「緊急手術」です。

ここからが凄絶です。

麻酔も手術道具もありません。裁ちバサミの刃を焼いて消毒し、傷口を切り開きました。「ジョリジョリ、ザクザク」。人の肉を切るあの音、今も耳から離れません。出てきたのは、使用が禁止されているはずのダムダム弾。鉛がつぶれて体内に広がる恐ろしい銃弾でした。糸も針もないので傷口はそのままでした。

ぼくはこれを読んでしばし呆然としてしまいました。
もはや想像すら出来ない領域なので、これは経験者しか語れない真実です。

麻酔も手術道具もなく自分の腹を開口する「痛さ」を経験すれば、どんなことでも乗り越えられるでしょう。少なくともぼくはこの記述を読んでいろいろと考えさせられました。

今回のブログ記事は単なる備忘録かもしれません。
しかし、宝田さんのような壮絶な終戦経験を記しておくだけでも、何か意味があると思います。

 

●宝田明さんの本音が重みを増す。

最後に、宝田さんの本音が出ているシーンを。

ロシアには優れた芸術家が多い。バレエも映画も音楽も素晴らしい。でも私は観たくも聴きたくもありません。ソ連兵が憎い、ロシアという国が憎い。すべてを否定してしまいます。恐らく死ぬまで変わりません。

経験者が語ると重みが違います。

明日からお盆休みの方も多いと思いますが、戦争について少し考える機会を作ってみてもいいかもしれませんね。

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