ケンタの日本全国スタバ旅 (Starbucks trip)

日本のコンセプトストアを制覇した「スタバ旅行家」のケンタが47都道府県のスタバを巡りまくる!

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非モテの諸君!まずは「ぼくは愛を証明しようと思う」を読もうではないか。

      2016/10/12

今年かなり売れた藤沢数希さんの小説「ぼくは愛を証明しようと思う」、通称「ぼく愛」。この小説はこのような出だしで始まります。

 

「バーで話しかけたショートカットの女子大生はどうなった?」
「最初のディナーで仕掛けたイエスセットがうまくいきましたよ。家に誘ったらあさりとイエス。あとはいつものようにフェーズシフトさせました。」

〜略〜

その男はやれやれ、といった表情で僕を見て笑った。
僕も笑い返す。
東京の街を見下ろしながら静かに乾杯をして、冷たいビールを喉に流し込む。台風が過ぎ去ったあとの東京の空気は限りなく透明で遠くのビルまではっきり見える。数え切れないほどのビルがキラキラと輝いている。

「この東京の街は、僕たちのでっかいソープランドみたいなもんですね」
「ああ、無料のな」

これ、序盤ですから!

 

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「ぼく愛」は恋愛工学の初級編ですよ。

ぼくは藤沢さんの有料メルマガ「週刊金融日記」を創刊号から110号くらいまで読んでいました。
このメルマガはタイトルに「金融」という文字があるけど実質的には「恋愛工学」の学び舎なのです。このメルマガは読み物としても面白いので、一読の価値あります。

さて、この「ぼく愛」に出て来るキーワードのセンスがたまらないんですよ。どんな言葉か一例をあげますとこんな感じ。

スタティスティカル・アービトラージ戦略
フレンドシップ戦略
セックストライorストップロス戦略
ザオラルメール
ACSモデル
パッシブ脈ありサイン
セックストリガー理論

このような学術的な単語がけっこう出てきます。
でもこれらは恋愛工学において基礎のタームですから、さしずめ「ぼく愛」は恋愛工学の初級編と言ってもいいでしょう。

メルマガの内容が小説で復習できるところに藤沢さんの優しさが感じられますね。だって1500円程度で基礎をマスターできるのですから。

 

非モテコミットだけは絶対に避けなければならない。

「ぼく愛」のあらすじを簡単に言うと、弁理士である渡辺くん(27歳)がナンパマスターの永沢さんと出会って、恋愛工学を習得していくストーリーです。
その過程で渡辺くんは非モテコミットを脱出することが出来たのですが、後半に訪れるのは「誰しもが通る道」だったりするのです。

さて、この小説で絶対におさえておきたいテーマはこれです。

「非モテコミットだけは絶対に避けなければならない」

というのも、男性のほぼ大半は非モテコミットに陥っているからです。かく言うぼくも結婚してからはガチガチな非モテコミット……。
ここで「非モテコミットって何やねん?」と言われそうなので、この小説から抜粋してみます。次のような状況を非モテコミットといいます。

他にセックスさせてくれる女がいないから、たまたまちょっとでもやさしくしてくれて、うまくいきそうな女にすぐに夢中になってしまう。もうその女しかいないと思い込む。女は男のそんな一途な思いを心底嫌うんだよ。

これ、そうなんですよ。
ある特定の女性に夢中になってゾッコンになればなるほど相手からキモがられるんです。これ、不思議な現象だったのですが腑に落ちました。
要するに、余裕がないんですよね。恋愛工学において「一途」は御法度なんです。

 

永沢さんの言葉が絶妙だわ。

この小説では永沢さんの言葉が絶妙なんです。序盤で渡辺くんが女性と話しかけようとするときに永沢さんはこのようなアドバイスをします。

「お前は、女と話しているときに相手の目を見ていない。目を見ろ。目を合わせろ。女の目を見るのは、これから毎日練習するんだ。」

これは基本中の基本なのですが、ぼくが反省するところでもありました。
ぼくも過去に自信がなくて相手の目をみることが怖くなることがありました。これは、完全な非モテなのですよ。

必要なのは「練習」です。
相手の目を見て話すということも修行だと思って。

これから試行回数を増やすべくスタティスティカルアービロラージ戦略を使って、アルファメールになってACSモデルを意識し、ダメだったらザオラルメールをバンバン流して非モテコミットから脱却を図ろうか。

……とりあえず、今月から再び「週刊金融日記」を購読してみようかと。

 

(こちらもどうでしょう?)読書日記(63)「日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門」藤沢数希 〜日本人が絶対に正社員の座を離さない理由とは?

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