ケンタの日本全国スタバ旅 (Starbucks trip)

日本のコンセプトストアを制覇した「スタバ旅行家」のケンタが47都道府県のスタバを巡りまくる!

*

こんな自己啓発本は読んではいけない。

   

ずっと遠ざけていたのですが、最近、自己啓発系の本などをパラパラと読んでいました。
その中で、「あれ、ちょっと違うんじゃない?」と違和感を持ってしまったので少し記します。

 

「あとは行動するだけです」という丸投げ

時間管理や精神論が語られている本のなかで、いかにいいことを言っていてもこれだけは言ってはいけません。

「あとはあなたが行動するだけです」

この文言よく目にしますよね。

そもそも自己啓発系を読んでいる人というのは、自信が欠如していたり自己肯定感が低い状況にあります。
1500円出して本を購入して完読して、行動に移させていないというのは結局はその本の著者の力負けです。

読者は、本の代金1500円+読書の時間の機会費用を支払ってまでも何かを得たいと思っているのです。
けっして「慰め」だけでなく、現状を打開したい何かを掴みたいと思って本を手に取ったわけです。

それが、「あとは行動あるのみ」で済ませてしまうのは著者の怠慢だと思うのです。
つまり、読者に「行動の促進」を丸投げしているのですよね。

たしかに、行動に移せないのは読者の責任かもしれませんが、それを本で「行動しなさい」と言い切るのは「この本だけでは行動させるには十分ではない」と認めていることになると思うのです。はい、この時点で自己啓発失敗!

 

ちきりんの「自分の時間を取り戻そう」を読んでどうなったか?

良本というのは、読者に行動を丸投げするような言葉を投げかけることなく、行動を促しているのです。

たとえば、最近読んだちきりんさんの「自分の時間を取り戻そう」。
この本の中には「あとは行動するだけです」という丸投げ言葉は残されていません。

 

本書では、「生産性」の重要性をページをさいて説明されており、いかに時間やお金などの希少資源を有効活用するかのヒントが記されています。ぼくはこの本を読んで、仕事の取り組みかたが変わりました。
具体的にいうと、仕事に投入する時間を意図的に減らしました。そのうえで、成果は向上させようと意識するようになったのです。つまり、生産性を高めようと行動に移すようになりました

もう一度いいますが、ちきりんさんの本では「あとはあなたの行動が必要です」といった類いの言葉はありません。

つまり、本の中で説明されている「生産性」の概念だけで読者を行動させているのです。
これが良書というものですよ。自己啓発とはちょっと違うジャンルの本だけどね。

 

そもそも「行動の源泉」は分からない?

ぼくがもし自己啓発本を書くのだとしたら、原則として「あとは行動あるのみ」という文言は一切書かないです。
コンテンツだけで読者を行動に結びつけるように努めますね。

そもそもぼく自身が「行動する源」となるものを思い返してみると、やはり自分の劣等感とか欠如感というものを払拭するために行動するケースが多いのですが、たまに行動の源泉が不明な場合があります。

たとえば、ぼくが「スタバ旅」のブログを書いていること。
よく人から、「なぜスタバを巡っているのですか?」と聞かれるのですが、実はぼく自身もよく分からないんですよ。
また、人から「行動力がありますね」と言われるのですが、ぼく自身はけっして行動力ある人間でもないのです。

ただ、少なくとも誰かから無責任な「行動しなさい」という言葉を受けて、行動している訳ではないのです。

行動力の出るタイミングが来たから行動しているだけであって、ある意味、能動的に行動しているんですよね。

ああ、長々と書いてしまいましたが、結論を言いましょう。

「あとは行動しなさい」と結論づけている自己啓発本は読まなくていい。

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