ケンタの日本全国スタバ旅 (Starbucks trip)

日本のコンセプトストアを制覇した「スタバ旅行家」が47都道府県のスタバを巡りまくる!

*

成り上がりたかったらヒトに投資せよ!〜「握る男」 原宏一著

      2015/11/01

今日は、すし屋を舞台とした「成りあがり」の小説をご紹介します。
この小説は「すし職人」を目指す人というより「経営者」や「フリーランス」が読むべき本だと思いますよ。

 

 

「ゲソ」という登場人物の言葉が心に刺さる、刺さる。

 

この小説は、主人公である「金森」とその後輩である「ゲソ」が寿司屋を舞台として、成長していく物語ですが、僕は特に「ゲソ」が放つ珠玉の言葉が心に刺さりました。

初めて寿司屋に入門してきた「ゲソ」は16歳かそこらの子供だったのですが、彼はもう彼なりの人生訓を獲得していたのです。以下は、金森とゲソとの会話なのですが、こういう構想って年をとったから獲得できるとは限らないんですよね。

 

 

「けどカネさんだから言うんすけど、相撲界とは懇意にしといたほうがいいすよ。新両国国技館が完成したら、両国の商売は一変しちゃうんすから」

親方は支店開設に張り切っているが、そんなレベルを遥かに越えたビジネスチャンスが転がり込んでくる。そのためにも、企業や金持ちが群れをなす相撲人脈をつかんでおけば商売の幅が飛躍的に広がる。寝る間も惜しんで龍大海と遊んでいるのも、それを見越してのことだという。

「そこまで考えてんのか」

「そりゃそうですよ。一流の人脈をどれだけつかめるか。一番の鮨屋になるためには、それが勝負っすから」

「一番の鮨屋?」

思わず失笑してしまった。ゲソが目指すのは、鮨のレベルも常連客のレベルも日本一の鮨屋だそうで、16の小僧がよくぞぶち上げたものだった。

 

これを「新両国国技館」ではなく、2020年の「東京オリンピック」に置き換えたら、僕たち日本人のフリーランスが準備するべきことは沢山あると思います。

どの人脈と懇意にすべきか?

当面、僕はそれを考えることにします。

 

世の中、カネよりヒト。カネでヒトを買う、という発想。

 

さらに「ゲソ」はこう続けます。これは、鮨職人の先輩である北島さんにお金を貸してくれと頼まれた金森がゲソに相談したときの場面です。

 

「カネさん、これだけは覚えといてください。思うがままに動かせる手下が1人いれば、そいつを使って10人動かせるんすよ。その10人が手下を作ってくれたら100人動かせるじゃないですか。で、100人動かせたらどうなるか。」

「1000人動かせる?」

「違うっす。あとはもう数がパワーになって何万人でも何十万人でも動かせるようになる。だからまずは最初にどんなキンタマを握っとくか、それが一番のポイントになるんすよ。」

〜略〜

「そういうもんなんすよ。だからとにかく、北島兄さんを金で買うつもりで貸しちゃえばいいんすよ。世の中、金より人なんすから、こいつと見定めたやつのキンタマを握れるチャンスがあったら力業で握りにいかなきゃダメなんすよ

 

だいぶ前の話ですが、僕が知り合いに「投資を始めたんです」と話した時の相手の第一声が、

「誰に?」

だったのです。

僕は驚愕しました。

というのも、当時の僕にとって投資対象といえば「株式」や「知識」だけだったからです。「ヒト」に投資するという発想はなかったのです。

最近になって、「ヒトに投資する」という発想が身につきつつあるのですが、この発想は今後の僕にとって非常に大事だと思っています。

 

どんどん成り上がっていくゲソ。もはや「帝王学」!

 

ゲソはどんどん頭角をあわらすこととなります。
そして、金森との関係性もいつの間にか逆転して、ゲソが金森を「支配」するようになるのです。ゲソが社長となり金森がその部下となるのですが、次の部分は、そのポジション転換を示す会話です。

 

「つまり、どっちにしても最後は社長が表舞台に立って仕切れる構造にもっていくわけですね」

金森は言った。それは違う、と即座に否定された。

「金森、ここが肝心なところだから、よく覚えとけ。表舞台に立つようなやつは馬鹿なんだ。おれの理想は、支配されていると気づかれないように支配することだ」

 

あれ?ゲソの言葉使いが完全に変わってますよ!(笑)

彼は子供のころから身につけた「帝王学」でどんどん成り上がっていきます。

そして、彼の行き着く先とは……

 

 

(60min) 10:00〜11:00

スポンサーリンク

★ケンタのプロフィール★

日本全国のスタバをめぐる「スタバ旅行家」です。
「スタバ旅」に関しては、2018年4月時点でコンセプトストアを制覇し、41都道府県のスタバを訪れました。素敵なスタバを探し求めておりますので、素晴らしいスタバがあったら教えてくださいね。ぼくのおすすめのスタバはこちらにまとめています。
もう少し詳しいプロフィールはこちら

★Twitterはこちら(@kentasakako)

スポンサーリンク

 - 読書日記

おすすめ記事

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

読書日記(19)「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?」木暮太一

今日みたいに雨の日は、読書に限りますね。 しかも、タイトル通り「僕たちはいつまで …

育児がいかに壮絶か!〜「マザーズ」金原ひとみ

育児は大変です。 実際にぼくが育児を通じて経験したことがこの「マザーズ」に凝縮さ …

投資術だけではない!橘玲の「黄金の扉を開ける賢者の海外投資術」はサラリーマン必読です。

スポンサーリンク 「サラリーマン債券」の概念は知っておいて損はない。 &nbsp …

開成高校野球部のストイックが好きです。〜「弱くても勝てますー開成高校野球部のセオリー」

スポンサーリンク ●高校生活ってどんな感じだっけ?   選挙権が18歳 …

1億円の収入よりも大事なことがあるでしょ。〜「風に舞い上がるビニールシート」森絵都

会社を辞めるとついついこんなことを考えてしまいます。 「ああ、会社に勤務していれ …

流山おおたかの森スタバ
毒舌コンサルタント「服部慎也」さんがブログではいいこと書いているのでまとめてみた。

最近、ツイッターで発見したコンサルタントの服部慎也さんのブログが面白かったので、 …

サラリーマンはもはやハイリスクローリターン?〜読書日記(14)「貧乏はお金持ち」 橘玲

たしか4年前にこの本を購入したのですが、当時の私はガチガチの社畜だったので、それ …

宝田明さんの終戦記録がすさまじくて1分くらい茫然としてしまった。

スポンサーリンク 今日はゆっくり新聞を読もうとしたところ、壮絶な記事を見つけまし …

大前研一の本で考える。子供への教育よりまずは自分と妻へ投資してみたら?

久々に大前研一の本をパラパラ読み返しました。 「訣別-大前研一の新・国家戦略論」 …

あなたの人生は「失う日々」ですか?「積み重ねる日々」ですか?〜「ロストデイズ」大崎善生

先日、大崎善生さんの「ロストデイズ」という小説を読んでいました。 すると、ぼくと …