ぼくがAmazon転売の副業を速攻で辞めた7つの理由。一瞬で27万円を失った。
2019/02/03
ブログでは書かなかったのですが、こっそりと副業を試みようとしていました。
結論から言いましょう。「失敗」!
いや、たしかに自分の出品したものが売れるとうれしいんですよ。そして初歩的なマーケット感覚も身についた気がします。こんなツイートをしたほどです。
自分がリサーチして仕入れた商品が売れたときの嬉しさは格別です。
40歳間近になってやっとマーケット感覚を勉強し始めている感じ。— kentasakako (@kentasakako) 2017年3月20日
ただ、結果が伴わないと判断したので、撤退しようと思っています。
気軽に始めた「Amazon輸入転売」。なぜぼくは失敗したのか?
今の生活水準からなんとか抜け出そうと思い、ぼくはある副業に手を出しました。
本屋でみつけた「Amazon輸入」という言葉。
普通の転売やせどりよりも参入障壁は高そうだと思いました。
ぼくは会社員としての限界を感じていたため、なんとかこれで生計を立てられないかと思い、チャレンジしてみようと思ったのがきっかけ。
その経緯については、また折をみて書きたいと思いますが、今回はぼくの失敗をシェアして初心者の方々の参考になればと思います。
それではぼくが転売ビジネスを辞めた理由を書いてみます。
(理由1)予想以上にAmazonの手数料が高い。
Amazonはショッピングで利用したことがあるのですが、販売するのははじめてでした。
販売するときに思ったのは、予想以上にAmazonの手数料が高いことなんですよ。
Amazonでモノを売るときは主に「カテゴリー成約料」「販売手数料」が取られるのですが、販売手数料の取り分を見てください。
本やDVDで15%もの手数料を取られるのですよ。
ちなみに、FBA(フルフィルメントバイアマゾン)というシステムを使うともっと手数料がとられます。
私のキャプチャも見せておきましょう。Amazonもうちょっと手加減してよ。
(理由2)在庫が積みあがる恐怖に耐えられない。
堀江貴文さんが残した有名な言葉に「ビジネス4原則」というのがあります。
1「小資本で始められる」
2「在庫がない(少ない)」
3「利益率が高い」
4「定期収入が確保できる」
この4つです。
せどりや転売はキャッシュフローをうまくまわせば1、3、4はクリアできるのですが、いかんせん在庫を抱えることになります。
ぼくは在庫を抱えたビジネスを経験したことがないので、在庫が増すことが不安なのです。ぼくはFBAというシステムを利用していたので、在庫自体は手元ではなくAmazonの倉庫に保管していたのですが、それでも数字としての在庫の存在感は強く感じました。
いかにAmazonという巨大なプラットフォームであろうと売れないものは売れないことを知りました。
仕入れリサーチが下手だと不良在庫を抱えることになるのです。
ぼくはこの恐怖に耐えられませんでした。
(理由3)よき指導者がいなかった。
先達はあらまほしき。
やはり、うまくコーチしてくれる人がいるのといないのとでは大違いです。
ぼくはある方の指導を受けましたが、個人的に合わなかったのかもしれません。
もしこのビジネスを開始するならば、よき指導者を選びましょう。
(理由4)続けても資産が身につかないと思った。
せどりや転売って長期的にみたときにスキルが身につきにくいと思いました。
たしかに転売のテクニックを利用して横展開していくとビジネス感覚が身につくのでしょうが、ぼくにはそのビジョンまで見えませんでした。
ただひたすら仕入れリサーチをして、売れ筋と価格差をチェックしていくことに大量の時間が奪われていたのです。
この時間を勉強や読書に費やしたほうが人生が潤うのかもしれないと思いました。
(理由5)輸入の場合、タイムラグがある。
ぼくは初心者でしたので、シンプルなビジネス戦略をとりました。
アメリカのAmazonから仕入れて日本のAmazonで転売するいうスキームです。
問題は、アメリカAmazonで購入してから日本の家に届くまで船便で約2週間かかるということです。
仕入れようとしたときに日米で価格差がある商品でもこの2週間のあいだで価格に変動が起きていることがしばしばあるのです。
競合が増えるんですよね。だから、どうしても販売価格が下落するケースが多いのです。
最初は15%の利益率を見込んでいたのに、実際には7%程度とかざらにありました。
ぼくはタイムラグがあるということをなめていたのかもしれません。
(理由6)せどりツールやシステムをマスターするのが難しい。
ぼくの最大の汚点は、ツールを使いこなせなかったこと。
はずかしながら「キーパ」というシステムの有効な使い方を未だに理解できていません。
その他「モノレート」や「プライスター」などはなんとか利用できていたのですが、ぼくにとってせどりのシステムが複雑すぎて再現性がないなと思いました。
PCがもし壊れたとしてももう一度設定する気力がわかないと思う。
(理由7)配送に意外と手間がかかる。
仕入れすると商品が自宅に届きます。
自宅にいないと不在届が入りますので、電話して受け取ります。これが結構面倒です。
また、商品をAmazonに届けるときにも「パートナーキャリア」という有利な制度を使って郵便局に集荷をお願いします。
しかし、ぼくの地域だけかもしれないのですが、集荷をお願いするときに電話がなかなかつながらないのです。
これもけっこうなストレスでしたね。
商品を受け取り、そして配送するという単純なことでも場合によっては負担になりますので、転売ビジネスをするときはよく検討しましょう。
(まとめ)やっぱり自分に合ったことをしようと思った。
ぼくは輸入転売ビジネスの撤退によって27万円以上を失うことになりそうです。
安易な副業ストラテジーの勉強代にしては高くつきました。うう。痛い。
しかも、残務処理が残っています。
MYUSの解約や不良在庫の処理など敗戦処理も大変です。
この一件で勉強になったことはやはり自分の直感を信じることだと思いました。
やりたいこと、自分に合ったことをしよう。
それに、今は副業の種類がいろいろとあります。
その中でもブログはおすすめですよ。マネタイズまで時間がかかりますが、確実に資産になります。
自分の好きなことを書けるし慣れるとお小遣いにもなります。
関連記事:【副業ブログの始め方(1回)】サーバーの選び方と契約方法をイチから教えます。
最近ではUber Eats(ウーバーイーツ)の配達という副業にはまっています。私は2018年12月から始めたのですが、楽しいんですよ!
関連記事:Uber Eats(ウーバーイーツ)の副業をする理由【8つのメリット】
さて、今回はたった1ヶ月で転売を撤退してしまいましたが、努力して継続していると結果が生み出せるかもしれません。
ただ、ぼくの場合は上記の7つの要因があり、長期的にも結果を出せそうもないと判断しました。
せどりや転売は経済学的にいう「アービトラージ」を活用したビジネスです。
一言でいうと、価格差を利用して安く仕入れて高く売るという単純なビジネスモデルなのです。
これで失敗するようではぼくのビジネス感覚はかなり低いのかもしれません。
しかし、それでもやってみないと分かりませんよね。合う合わないもあるし。
ぼくはこれからも迷走し、そして挑戦し続けます。
今後とも応援のほど宜しくお願いいたします。
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