ケンタの日本全国スタバ旅 (Starbucks trip)

日本のコンセプトストアを制覇した「スタバ旅行家」のケンタが47都道府県のスタバを巡りまくる!

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もはや意味不明!木下古栗著「グローバライズ」がシュールすぎて逆に面白い。

   

いやー、久々に貴重な読書経験をしました。
木下古栗著「グローバライズ」です。
この小説は「アメトーーク」という番組で光浦靖子さんが絶賛していたので、読んでみようと思ったのですが、読んでみるとちょっと違和感が残りましたね。
12編からなる短編集なのですが、どれもこれもぶっ飛んでいます。
意味不明すぎて、挫折する人続出!

読書メーターを読むと分かりますが、「意味がわからずに挫折」「私にはまだ早かった」という声があがっており、もはや分かる人にしか分からないという小説。

 

木下古栗さんにストーリー性を求めてはいけない。

最初の短編は「天然温泉やすらぎの里」という小説。
読み進めていくと、二人の男性が銭湯を楽しんでいるシーンだと思いきや、最後の一行で「え?」となります。

そして、もう一度、読み返してみます。

そして「え?何なん?」となります。
下ネタというか人間の欲望の奥底を感じざるを得ません。

さらに「反戦の日」。
もう意味不明の極地です。最後のシーンでこのような叫びがあるのです。

嵐山は眉をかっと跳ね上げて大きく息を吸い込むなり、途方もない声量で叫びを浴びせ始めた。

「総理大臣を殺したくなったことはないか!警視総監を狙撃したくなったことはないか!経団連会長の首を刎ねたくなったことはないか!
〜略〜
殺し屋のメルアドは知っているか!食い逃げではしごできるか!義務教育で半殺しを覚えたか
〜略〜
三時のおやつはLSDか!中国を三日で攻略できる策はあるか!アメリカに入国できない友達は沢山いるか!サイバーテロはお手のものか!

〜以下略〜

こんな調子で3ページにわたって意味不明な文章が羅列されているんですよ。
そして、小説自体のオチがまったく無視されているという。

ひとつ注意しておきますが、ストーリー性を求めてはだめですよ。この短編集は。

 

「道」がシュールすぎる!思わず吹き出した。

どれもこれも「下ネタ」と「暴力性」でかなり分かりにくい語彙を駆使してストーリーを展開していくこの短編集。
その中で特に「道」という小説にはビックリしましたね。

ある僧侶が仕事場へ向かうために道を歩いていたのですが、その途中で中国人とおぼしき外国人から道をきかれます。

すると、僧侶が一気に豹変するのです。そして、中国語まがいの漢語を使っていきなり欲望丸出しの表現をし始めます。実に5ページに渡って。

それ、よく文字をたどっていくと面白いんですよ。「読む」のではありません。ひたすら漢字を辿っていくのです。
おもわず、その過程でぼくは吹き出しましたね。


そして、相も変わらず、物語としてのオチを完全に無視している、という……。

 

シュール好きなかたはちょっと読んでみてください。

この小説は短編集なので一つ一つが短時間で読めます。
ぼくは主に移動の電車内で読んでいましたが、「道」だけは喫茶店で読んでいたので助かりました。

意味不明なことが好きな人、既成概念をぶっ飛ばしたい人は是非「グローバライズ」を読んでみてください。しかし、木下古栗ワールドが斬新すぎてついていけない人も多いでしょう。安心してください。それがきっと「普通」ですから。
ぼくもほとんどついていけなかったし。

 

 
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