ケンタの日本全国スタバ旅 (Starbucks trip)

日本のコンセプトストアを制覇した「スタバ旅行家」のケンタが47都道府県のスタバを巡りまくる!

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読書日記(34)「寂しい丘で狩りをする」辻原登 〜「Facebookで1000人とつながるよりリアルガチな友達が一人欲しい」

   

こんにちは。ケンタ(@kentasakako)です。

今日は大晦日ですね。

昨日は「弱いつながり」をご紹介しましたが、今日は逆に「強すぎるつながり」かつ「一方的なつながり」を求める人種をご紹介します。

それは、「ストーカー」です。

最後のエントリとして、なぜか「ストーカー」の話で今年を締めようと思います。

「寂しい丘で狩りをする」というこの小説、これは今年読んだ本の中でも結構なインパクトを与えられた小説です。

とにかく「ストーキング」の世界の恐怖を思い知ったのです。

 

昨今は高度なストーキング技術が開発されている。

 

ざっくりなあらすじを述べると。

刑務所から出所してなおも「野添敦子」をストーキングを続ける「押本」。そして、なんとか逃れようとする敦子。そして、敦子に雇われた探偵の「桑村みどり」。この三者(実は、四者)が繰り広げる追跡に次ぐ追跡が見どころです。

特に、「うわ、やばい!」と思ったのは以下の部分です。

押本が自分の部屋で盗聴器を発見し、自分がストーキングしている「敦子」が探偵を依頼している事実に気付いたときの描写です。

 

 

野添敦子はオレの出所の日取りを知って、探偵を雇った。これまでどこにいても誰かの視線を感じて、いつも見張られているような気がしていたが、あれは錯覚ではなかった。

……もう東十条に行く必要はない。あの女探偵がオレを敦子のもとに案内してくれる。

……ただ厄介なのは、あの探偵がオレの顔を知っていることだ。オレが近くにいることを知ったら、彼女はオレが気付いたことを勘付くだろう。ことは慎重に運ばなければ。

それにしても一体探偵というのは、自分が尾行されているに敏感だろうか?少なくともあの女、今日は気がつかなかった。周囲に気を配っている気配はまるでなかった。押本はこれまで一杯くわされていたというのに、喜びが込み上げてくるのを抑えきれなかった。桑村みどり。敦子の手先が隠していた名前を知ってしまえば、敦子の首に手をかけたも同然だ。

 

最近、ストーキングによる被害が多発していますが、 その手口は巧妙化しています。

今ではGPS機能や逆探知、小型の盗聴機器などが安価で入手できるので、誰でもストーキングが出来てしまう「恐怖の時代」になってしまいました。

 

「ストーキング」は本能の一部なのかもしれない

 

その上、「ストーキング」されている人たちには、あまり後ろ盾がありません。

警察も「民事不介入」という名目のため、実体がともなう被害が発生して初めて動いてくれます。そのため、「ストーキング」は予防できない犯罪を生み出すのです。

また、生物の進化論からも「ストーキング」は本能の一つとして遺伝子に組み込まれているようです。メスは本能的にオスの「ストーキング」性能を嫌悪し、回避します。

このように、制度的・生物学的な要素から「ストーカー」は絶滅することはないのかもしれません。

しかし、この「つながり方」は異様です。なぜなら「一方的で強すぎるつながり」は誰しも望んでいないことだからです。ストーカーですら望んでいないと思われます。

その偏った「つながり方」を是正する方法が存在するとしたら、もう極論を言ってしまうと「教育」なのかもしれません。いや、「調教」なのかも……。

 

「Facebookで1000人とつながるよりガチリアルで1人の友達が欲しい」

 

昨日述べたように最近ではSNSで気軽に「つながる」ことが出来る時代です。

しかし、いくら「ウィークタイ(弱いつながり)」が大事だからと言っても、「強いつながり」が少ないと寂しい人生ですよ、やはり。

 

だから来年の抱負の一つはこれです。

「Facebookで1000人とつながるよりガチリアルで1人の友達が欲しい♪」

 

……もうお気づきかもしれませんが、

これを大事マンブラザーズバンドの次の歌詞に合わせて歌ってみましょう。

「高価な墓石を立てるより安くても生きてる方が素晴らしい♪」

(世代がばれてしまうね)

ということで、今年もあとわずかですね。よいお年を。

そして、今年も一年ありがとうございました!

また来年も宜しくお願いします!

 

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 - 読書日記

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